ルネサス マーケットプレイスとは?
ルネサス マーケットプレイスは、ルネサスおよびルネサスパートナーから提供されるRZ/G Platform製品の購入サイトです。パートナー社製ソフトウェアやツール、ボード等、認証済み製品の評価、購入ができます。マーケットプレイスについてもっと詳しく知りたい人は、ここを見てね!今回はその中から、SSL/TLSライブラリのwolfSSLで遊んでみましょう!
wolfSSLとは
OSSの世界でSSL/TLSライブラリといえば、OpenSSL、NSSやGnuTLSなど様々なライセンスの実装がありますが、wolfSSLはGPLv2と商用ライセンスを選択できるソフトウェアです。RTOSでも利用される軽量さと今後対応が必須となるTLSv1.3にもいち早く対応(現在はTLSv1.3のドラフトに対応)し、組み込みLinuxでも採用実績が多くあります。
wolfSSLについてもっと詳しく知りたい人は、ここを見てね!
SSL/TLSを実装してみよう!
マーケットプレイスから提供されるwolfSSLを任意のディレクトリーに保存します。
wolfSSLをユーザープログラムとして追加します。
保存したディレクトリーを指定します。
正しく追加できたことを確認します。
組込みLinuxのメニューからビルドを選択します。
ユーザープログラムを選択し、ビルドを実行します。ビルドが完了したら、ダウンロードします。
ターゲットの起動
ダウンロードしたアーカイブをSDカードへ格納し、ターゲットを起動します。ターゲット上で下記のコマンドを実行したらセットアップ完了です。
●アーカイブの展開 # tar xf user_applications_rootfs.tar.gz # ls benchmark home server user_applications_rootfs.tar.gz client libwolfssl.so test ●ライブラリのコピー # cp –a libwolfssl.so /usr/lib ●ライブラリの更新 # ldconfig
SSLサーバー/クライアントの起動
●SSLサーバー サンプルの起動 # ./server -b ●SSLクライアント サンプルの実行 # ./client
ルネサス エレクトロニクス社製 RZ/G搭載ボード
ルネサス エレクトロニクス製「RZ/G1E」は、Arm Cortex-A7 1GHz Dual coreを採用。また、Dual ChannelのHD、ビルトインSGX540の3Dグラフィックエンジン、DDR3、GbE、USB HS、CSIタッチコントローラなど豊富なインタフェースを搭載し、幅広いアプリケーションに対応しています。さらに、クラウド環境を利用したLinuxアプリケーション開発プロセスは、これからの組み込みLinuxベースのシステムを再定義します。今回使用するボードは、iWave社製の「RZ/G1E SODIMM開発キット」です。この開発キットにはRZ/G1E SODIMMボードに加えて、様々なI/Fを搭載したPico ITX規格のSODIMM SOMやボード、HMIシステムに最適なLCDもセットになっています。
ルネサス エレクトロニクス株式会社
組み込みLinux導入/開発支援サービス
組込みLinuxによりお客様の装置開発に新たな価値を提供します。
富士通コンピュータテクノロジーズ
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