自社のカスタマイズを加えたLinuxディストリビューションを開発する
これまでの初心者講座では、YoctoベースのWind River LinuxでLinuxディストリビューションを生成できることを紹介しました。今回の初心者講座では、次の開発ステップ、Linuxのカスタマイズ方法を解説します。カスタマイズすることにより、オープンソースの大きな魅力「既存の豊富なソフトウェア資産」を組み込みLinuxディストリビューションへ統合することができます。
これまでの初心者講座では、YoctoベースのWind River LinuxでLinuxディストリビューションを生成できることを紹介しました。今回の初心者講座では、次の開発ステップ、Linuxのカスタマイズ方法を解説します。カスタマイズすることにより、オープンソースの大きな魅力「既存の豊富なソフトウェア資産」を組み込みLinuxディストリビューションへ統合することができます。
SPRESENSE SDKに同梱されたリアルタイムOS「NuttX」は、エッジにネットワーク機能を簡単に統合可能な製品です。NuttXは、ネットワーク通信に不可欠なデバイスドライバやプロトコルスタックが内蔵しているため、開発者はコードを一行も書くことなく、SDKを設定するだけで、エッジデバイスをWi-Fi(無線LAN)のネットワーク網に参加させることができます。今回の初心者講座では、まず前半でNuttXに同梱されたネットワーク機能の概要を紹介し、後半では動画を交えてビルド手順や実行の様子を紹介します。
Wind River Linux開発環境には、開発用PC上で動作するエミュレータ「QEMU」が同梱されています。今回は、組み込みLinux開発におけるQEMUの導入効果と、組み込みLinux開発環境への導入方法・使い方を紹介いたします。
今回の初心者講座では、商用組み込みLinuxシェアNo.1のWind River Linuxによる「Linuxディストリビューションの開発手順」を紹介いたします。Wind River Linuxは固定的なパッケージ型の製品ではなく、自由自在に新しいLinuxディストリビューションを設計できる、革新的な製品です。
SPRESENSEは「SPRESENSE SDK」に同梱されたリアルタイムOS「NuttX」により「POSIXインタフェース」に対応したアプリケーションを実行できます。今回は、まず「POSIXインタフェースの魅力」について触れ、次に移植性の鍵を握る「POSIXインタフェースの概要」を紹介します。最後に「ソフトウェアを移植するデモ」を動画にてお見せします。是非、システム開発の高効率化にお役立てください。
組み込みLinuxディストリビューションの特徴や要件について説明します。Linuxディストリビューションの種類は年々増え続けており、製品開発のプロジェクトでは「自社製品にどのLinuxディストリビューションを採用すべきか」という検討に多くの時間を費やさなければなりません。
「リアルタイムOS(RTOS)」はタスク制御機能を提供するソフトウェア・プラットフォームです。今回の初心者講座マルチコア編では、SPRESENSEのアプリケーション開発から一歩踏み込み、SDK同梱のリアルタイムOS「NuttX」の特長と、その効果を紹介します。
今回の初心者講座マルチコア編では、広域通信網へ接続できるLTEを紹介いたします。SPRESENSEは、2019年12月に発売されたSPRESENSE用の「SPRESENSE LTE Board」により、広域通信網と接続可能(ゲートウェイが不要、またはゲートウェイ化として振る舞えることが可能)となり、WEBサービスやクラウドとの統合が可能となりました。そこで、本記事ではSPRESENSEを題材として、広域通信網に接続できるメリットや、マルチコアの活かし方、具体的な操作方法などを文章と動画を交えて紹介いたします。
今回の初心者講座「マルチコア編」はアプリケーションを構成する機能を、あえてCPUコア上で実行せず、SoC内に搭載された専用演算器(DSP)へ処理を依頼する『オフローディング技術』について解説いたします。オフローディング技術を活用することにより、CPUコアの使用率を下げることができるため、既存のプログラムの並列度を増やして高速化する、新しいタスクの並列実行を計画する、CPUコアの電力消費を抑制しバッテリーを長寿命化させることができます。