概要
未来を切り拓くエンジニアのためのエッジAIイベント。イノベーションと実践の最前線がここに集結。
近年、AI技術は驚異的な進化を遂げ、ますます私たちの日常や産業分野に浸透しています。なかでもエッジAIは、クラウドを介することなく、末端のデバイスだけでAIモデルを実行する革新的な技術です。ネットワークに接続する必要がなく、スタンドアローンで動作するなため、セキュリティをはじめ通信障害等、さまざまな面で利点があります。このセミナーでは、エッジAI開発における先進ソリューション企業8社の講演や展示を通じて、最新のエッジAIデバイス開発の理解・知識を深めることをめざします。
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開催日時・会場
2024年6月28日(金) 13:00~17:00
会場:秋葉原UDX(〒101-0021 東京都千代田区外神田4丁目14−1)MAP
アジェンダ
エッジAIの展望とArmエコシステムの構築
アーム株式会社 喜須海 統雄
今やAIはあらゆるところに存在し、私たちの生活にますます浸透してきています。そして、大規模な言語モデルや生成AIの進出が顕著になるとともに、エッジAIにおけるイノベーションの発展が欠かせなくなるのは明らです。本セッションでは、次世代エッジAIでは欠かすことのできないArmのソリューションや、エコシステムについてご説明します。
エッジAIのトレンドと組込みAIがもたらすエッジAIのブレークスルー
STマイクロエレクトロニクス株式会社 木村 崇志
生成AIが登場し、AIは産業や生活に欠かせない存在になってきましたが、エッジAIの普及はまだその途上にあります。身のまわりのあらゆるモノにAIを搭載するエッジAI技術は今後どのように発展し普及していくのか、またそのカギを握る「組込みAI」とは何か、採用事例を交えつつ、エッジAIの未来を覗いていきます。
従来比10倍! 10TOPS/Wの電力効率を持つ組込みAIプロセッサ RZ/V2H のご紹介
ルネサス エレクトロニクス株式会社 小嶋 伸吾
半導体プロセスの微細化とAIアクセラレータの進化により、今までGPUの独壇場だったAI推論が組込みプロセッサでも実行できるようになってきました。これにより、今まではコストや消費電力の問題で難しかったエッジAI市場が本格的に立ち上がろうとしています。 この市場に向けて、ルネサスは高い電力効率を特徴とする独自のAIアクセラレータDRP-AIを搭載したRZ/Vシリーズを展開しています。今年2月のISSCC2024では次世代のDRP-AI3を発表、さらにこのDRP-AI3を搭載したRZ/V2Hをリリースしました。このプレゼンではDRP-AI3の特長を中心に、RZ/V2Hの概要と応用事例を紹介します。
機械制御を高度化するエッジAI ~省メモリ・高速・オンデバイス学習という3つの特徴を持つ独自AI~
株式会社エイシング 酒井 伸吾
省メモリ・高速・オンデバイス学習の3つをコンセプトとした弊社独自のAIアルゴリズム製品およびその活用例についてご説明いたします。弊社のAIアルゴリズムはMCUなどを搭載したエッジデバイス上で学習・予測を行うことが可能であり、クラウドAIでは達成できないリアルタイム性をクリアし、機器が持つ様々な課題を解決できることをご紹介いたします。また、弊社AIの活用例として、既存の制御ループにAIを追加することで制御を高精度化することに成功した『AI-PID』という技術についてご紹介しながら、制御ループにAIを入れるための勘所についてご説明いたします。
NVIDIA Jetson OrinとWind River Linuxを組み合わせた自律型AIエッジ製品の量産運用支援
エヌビディア合同会社 澤井 理紀 / ウインドリバー株式会社 青木 淳一
産業用途でもAIを活用したエッジ製品のインテリジェント化が急速に進み、製品開発段階から量産運用段階へと進みつつあります。自律型AIエッジ製品の構築に必要な性能と電力効率を提供するNVIDIA® Jetson Orin™プラットフォームと、10年を超える長期サポート&メンテナンスで実績のあるWind River Linuxを組み合わせることにより、新たなレベルのインテリジェンスを実現する信頼性の高い次世代自律マシンの量産展開を加速させることが可能です。本セッションの前半では、NVIDIAよりNVIDIA Jetson Orinと開発環境であるJetPack 6.0の最新情報をご紹介します。後半ではウインドリバーよりJetPack 6.0に対応した高信頼性の商用組込みLinuxであるWind River Linuxの利用メリットと活用事例などについてご紹介します。
NXPが提供する最新エッジ AI開発環境eIQと最新AIプロセッサーi.MXの紹介
株式会社マクニカ 矢澤 祐也
NXPが提供するeIQ MLソフトウェア開発環境により、低消費電力で高性能はi.MXアプリケーションプロセッサーでエッジ AI製品を簡単に開発することが可能です。弊社取り扱いのあるNVIDIA Tao Toolikitも併せて使用することでNVIDIA 環境で開発したAI ModelをNXP i.MX プロセッサーにデプロイすることも可能です。当講演では、NXPの最新エッジ AIプラットフォームとNVIDIA Tao Toolkitを組み合わせソリューションをご紹介いたします。開発キットのプレゼント企画も準備しておりますので、是非、最後の講演までお楽しみください。
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