講演概要
組み込みLinuxの魅力は、オープン・コミュニティから収集した多彩なコンポーネントと自社開発のコンポーネントを自由自在に組み合わせ、サービスを手早く構築し、これまでに無かった価値を創造できることです。一方、こうした製品開発を成功させるためには、すべてのエンジニアが組み込みLinuxについて熟知しているチームを醸成する、という高いハードルを越えなければなりません。組み込みLinuxは、多種多様なコンポーネントの組み合わせにより構築されるシステムであることから、設計はもとより、不具合解析や動作検証には総合的な知識が欠かせないのです。
そこで本ウェビナーでは、Linuxのブートシーケンスを辿りながら組み込みLinux開発に欠かせない知識であるLinuxの主要コンポーネントを紹介。組み込みLinuxのシステムが期待通りに動かないシーンでの原因究明に役立つ知識をお届けします。また、はじめてLinuxアプリケーションを開発される方に向けた、Linuxアプリケーション開発環境の概要と実際の操作手順を動画にて解説します。今日から貴社の組み込みLinux開発に活用いただける知識をゼロから習得いただけるウェビナーです。
組み込みLinuxの起動シーケンスを理解し、自社開発のLinuxアプリケーションをシステムへ統合する
今回の初心者講座ではLinuxディストリビューションの起動シーケンスを例に、Linuxディストリビューションのコンポーネントを紹介。さらに組み込みLinuxにおけるアプリケーションについて解説いたします。ウェビナーの前知識として是非ご一読ください。
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キーワード
#組み込みLinux #Linuxディストリビューション #起動シーケンス #ブートシーケンス #アプリケーション開発 #Linuxカーネル #yocto #RaspberryPi #aps_seminar
講師プロフィール
木内 志朗
医療機器メーカーでソフトウエア開発に従事したのち、外資系リアルタイムOSベンダーで開発プロジェクトやコンサルティングに携わる。その後組込みLinuxベンダーで営業技術部を統括し、組込みLinux協会副会長、JASAOSS活用WG 役員、OSS推進フォーラム組み込み部会メンバーを歴任。現在ウインドリバーで車載向けソリューションを担当。
青柳 信吾
小山工業高等専門学校、筑波大学情報学類卒。同大学院コンピュータサイエンス専攻から仮想化技術を研究、国内企業にて基幹サーバの開発やストレージ開発を担当。著書2冊。2018年インスケイプ株式会社へ入社。現在、APS初心者講座「マルチコア編」を連載中。APS学習用ボードの開発も手掛ける。
こんな人にオススメ
- はじめてLinuxの開発に参加される方:
Linuxを構成するコンポーネントや、Linuxが動く仕組みについてゼロから習得いただけます。 - Linuxのブートシーケンスを理解したい方:
膨大なソースコードを読み始めるポイントとは。学習に向けたお悩みを解消いたします。 - Linux開発に長く携わっている方:
Linuxの仕組みは日進月歩で変化しています。復習するためのコンテンツとしてご活用ください。 - Linuxの技術者を育てるポジションの方:
どのポイントから組み込みLinux開発を教えるべきか、を整理いただけます。
講演時間
時間 | セミナー内容 |
---|---|
30分 | 組み込みLinuxの構成をゼロから学ぶ 初心者にも優しい!図解でわかる組み込みLinuxのブートシーケンス |
30分 | 商用組込みLinuxシェアNo.1!! Wind River Linux の魅力 |
30分 | はじめての組み込みLinuxアプリケーション開発 |
講演資料の一部
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【8本すべて無料】基礎から応用までしっかり学ぶ!組み込みLinuxウェビナー(Yocto/Docker/起動シーケンス 他)
組み込みLinuxの基礎知識、Linuxディストリビューション解説、「Docker」を利用したコンテナ技術の開発方法、さらには起動シーケンスを理解し、実際のLinuxアプリ開発も学ぶことが可能です。ウェビナー内で行っている実際の開発デモはRaspberry Pi 4を使用していますので、受講後すぐに組み込みLinux開発を、皆様のお手元でお試しいただける内容です。是非この機会に組み込みLinux開発に活用できる知識をわかりやすい解説と丁寧なデモ動画で習得してください。
航空宇宙・防衛分野でDevSecOpsが求められている理由
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はじめてでも分かる!コンテナ & Docker入門
この課題を解決できる技法がコンテナ技術、そしてコンテナを提供するソフトウェア・プラットフォーム「Docker」です。Dockerは汎用システムで生まれた技術であり、組み込み業界には未だ馴染みの浅いソフトウェア・プラットフォームです。今回のウェビナーでは、組み込みLinuxとDockerが拓く、新しい組み込みシステム開発技法とその効果を解説いたします。