産業および医療機器のIoT化に向け、FPGAでエッジデバイスを強化
IoTとAIへの取り組みを強化するザイリンクスは、エッジ側での分散処理を提案する。デジタル・ロジックをフレキシブルに実装できるFPGAの特性を生かし、センサ・インタフェース、データ形式の整合、分析処理などをエッジ側に分散させることで、IoTシステム全体の最適化を図る狙いだ。合わせて、ディープラーニングの推論処理をエッジ側に統合する開発環境などを包括的に提供する。
IoTとAIへの取り組みを強化するザイリンクスは、エッジ側での分散処理を提案する。デジタル・ロジックをフレキシブルに実装できるFPGAの特性を生かし、センサ・インタフェース、データ形式の整合、分析処理などをエッジ側に分散させることで、IoTシステム全体の最適化を図る狙いだ。合わせて、ディープラーニングの推論処理をエッジ側に統合する開発環境などを包括的に提供する。
温水・空調機器メーカのノーリツは、給湯器リモコン(ガス給湯器の操作パネル)に無線LAN接続の機能を搭載した。リモコンとスマートフォン、クラウドサーバを連携動作させることにより、給湯器を操作したり、宅内の任意の場所で浴室の利用状況を把握したり、離れて暮らす家族の給湯器の使用状況を確認したりできるようになった。このシステムは、太陽誘電のマイコン内蔵無線LANモジュールとイー・フォースのリアルタイムOSを利用して実現した。ここではノーリツの開発担当者に、リモコン開発時の技術課題、および無線LANモジュールやOSの採用を決めた経緯を聞いた。
マルチコア・プログラミングのファースト・ステップ、開発環境を構築から始めましょう。「開発環境SPRESENSE SDKのインストール」「アプリケーションの実行」「デバッガの準備」「実行中のASMP構成の全コアの状態を見る」方法を紹介いたします。
身の回りにある組み込みシステムは、複数のタスク(機能ブロック)の繋ぎ合わせにより実現されています。統合されているタスクには、画像解析、通信管理、組み込みAIによるデータの分析など、さまざまな物があります。今回の初心者講座は、複数のタスクを連携させる「マルチタスクの設計」方法と、タスクとタスクを結ぶために情報を交換するための領域「リソース」の管理方法について、ソニーのSPRESENSEを例として紹介します。
産業分野をはじめ様々なビジネスを牽引するIoT機器の開発では、限られたリソースを最大限に活用するため、CPU、マルチコアに関する知識が不可欠です。APS初心者講座「マルチコア編」の第1回では、そうした産業製品開発に欠かせない「マルチコアとは」をわかりやすく解説します。
APS学習ボード(SPRESENSE Extension Board用)は、ソニーセミコンダクタソリューションズ社製のIoT向けボードコンピュータ「SPRESENSE™」の提供する、カメラ撮影機能、LCDディスプレイ表示機能、録音機能、入出力制御機能などを簡単にお試しいただくことのできる学習ボードです。
Microsoftの組み込み向けOS「Windows 10 IoT Core」は2018年10月のバージョンアップにて、NXP Semiconductorsのi.MXプロセッサの正式サポートを開始した。VIAは、車載や医療などの分野で実績のある自社のi.MX6搭載ボード「VAB-820」へ、いち早くWindows 10 IoTをポーティング。Microsoft Azureクラウドサービスとの親和性を武器に、組み込み市場におけるシェア拡大を狙う。両社は連携してハンズオンセミナーなどを開催している。ここでは、協業の内容、およびIoT市場やAI市場への展開などについて、両社に話を聞いた。
2018年7月にソニーが発売したシングルボードコンピュータ(SBC)「SPRESENSE™」。ソニー製のスマートセンシングプロセッサCXD5602を中心に据えた本製品は、マルチコア構成のArm® Cortex®-M4Fによる高い演算性能と、緻密な回路設計による圧倒的な超低消費電力を特長とする。
今回は「サーバと連携する顔認証アプリケーション(第5回)」のセットアップ方法を紹介いたします。本記事の要点は、VIA ALTA DS3のように「組み込みAIにより顔認証ができるデバイス」を活用することにより、組み込みAI×IoTのシステムも、お馴染みのサーバ・クライアント型システムと同じように簡単に構築できる、ということです。