富士通セミコンダクターがSoC開発基盤を刷新。カスタムLSI事業と汎用プロセッサ事業のシナジー効果をねらう。
富士通セミコンダクターは、「ポストASIC」とも言えるカスタムLSIの新たな事業モデルを構築し、サービスの提供を開始した。同社が仕様を決め、設計・製造する汎用プロセッサ「プラットフォームSoC」を主軸にすえ、このチップとユーザー・ロジックを組み合わせて顧客仕様のカスタムLSIを開発する。
富士通セミコンダクターは、「ポストASIC」とも言えるカスタムLSIの新たな事業モデルを構築し、サービスの提供を開始した。同社が仕様を決め、設計・製造する汎用プロセッサ「プラットフォームSoC」を主軸にすえ、このチップとユーザー・ロジックを組み合わせて顧客仕様のカスタムLSIを開発する。
ルネサスエレクトロニクス(以下、ルネサス)は、2013年6月、ArmのCortex-A9コアを搭載したマイクロコンピュータ「RZファミリ」の第一弾となる「RZ/A1グループ」の「RZ/A1H」「RZ/A1M」「RZ/A1L」計15品種を製品化した。
「アルテラSoC」のサポートを表明しているOSベンダーのうち、ワールドワイドで活躍するウインドリバー社と、ITRONやT-Kernelに長けているイーソル社からそれぞれゲストをお招きし、組み込みOS市場の動向や「アルテラSoC」の可能性について語ってもらった。
「アルテラSoC」のサンプルがいよいよ顧客の手に渡る段階に入ってきた。なかでも話題となっているのが、アルテラ正規販売代理店であるアルティマが開発した評価ボード「Helio」である。25,800円という破格のプライスを実現し、「一桁間違っているのではないか?」という声もあるほどだ。
長年にわたってFPGA業界をリードしてきたアルテラは、デュアルコアのArm Cortex-A9 MPCoreプロセッサとFPGAとをワンチップに統合した「アルテラSoC」の開発を進めてきた。当初のスケジュールどおり2012年12月にサンプルチップを公開し、開発が順調に進んでいることを窺わせている。
Arm7TDMIベースの「SAM7」ファミリ、Arm Cortex-M3ベースの「SAM3」ファミリ、およびArm926EJベースの「SAM9」ファミリで構成されるラインアップに、ローパワーを追求したArm Cortex-M4ベースの「SAM4」ファミリと、ハイパフォーマンスをローパワーで実現したArm Cortex-A5ベースの「SAMA5」ファミリを新たに追加した。
OA機器や光学機器製造メーカーの大手であるリコーに、近年のMFPのトレンドをはじめ、大規模・複雑化が著しいSoC開発環境へ向けた新たなプラットフォームの構築、それに伴う各種ツール群の導入、さらにはEDAコンサルティング・サービスのメリットや効果などを聞いた。
20年以上に亘って複合機市場をリードしてきた富士ゼロックスでコントローラ開発を手掛けてきた柳澤克彦氏をお招きし、同社の取り組みと、Arm Cortex-A9 MPCoreプロセッサを搭載した新しいArmデバイスの可能性について伺った。
年間1億個近いASICを世界に出荷する大手ファブレスASICプロバイダであるファラデー・テクノロジー社(以下、ファラデー)は、ASICなどのカスタム・チップのプロセッサコアとしてArmアーキテクチャーコアを採用している。Arm v4およびArm v5TE インストラクション・セットのライセンシであり、数多くの製品への搭載実績がある。